発達障害児 小学校 学校見学のススメ

発達障害児の就学先についてお話しましたが、詳しい部分は実際に見学に行ってから決めた方がいいと思います。

特別支援学校や特別支援学級を希望される場合は、事前に「就学相談」を受けて
専門家の判断が必要となります。
でも、これは形式的なもので、親としては
我が子が楽しく学校へ通うことができるか
ここが大きなポイントではないかと思います。



就学相談までに学校見学を

就学相談は時期が決まっていますので、それまで何もしなくていいか、というとそうでもありません。

我が家の場合、トモが年長の時に就学相談を受けて、その後学校見学に行きました。
当時、我が子は「特別支援学級(情緒学級)しかない!!」と思い込んでいたからです。

ところが...
実際に情緒学級を見て、心が変わりました。
ウチの子、通常学級でもいけるかも・・・」って思ったんです。

そのとき、思いました。
学校見学 ==> 就学相談 という順序にしていればよかったなぁ って。

学校は、見てみた方がいいです。
それも就学相談会の前に、です。
学校の雰囲気を実際に見て

  • どんな子がどんなクラスにいるか
  • ウチの子はどちらのクラスの方が楽しく通えそうか
などをチェックして就学相談を受けた方が、
学校というものをイメージしてお話できますから。

進路を決めるためには、
「お子さんの発達状況で専門家の意見を聞く」+「学校の様子で判断」
というのがいいのではないかと思います。

学校関係の行事は早めにチェック

ちなみに、私たちが住んでいる街では、11月になると「学校開放週間」という期間が1週間あります。

参観日は、
決まった日時に学校へ行って子供たちの様子を観るものですが、
「学校開放週間」は、
授業中以外の休み時間・給食時間・掃除時間etc.何でも観ることができます。

参観日とは違う"素"の子どもたちの様子を観ることができます。

また、誰でも観にいけるので、他の学校や入学前の親御さんたちも多く観に行ってます。

お住まいの地域によって違うかもしれませんが、
そのような制度がある場合は、ぜひ一度観に行ってみてください。

オススメの時期は、お子さんが年中さんの時です。

年長さんになると、就学相談を受けたりして、
ある程度進路は決まってますからね。

就学相談後の学校見学

就学相談で進路が決まったら、小学校を見学に行きましょう。
上記の「学校開放週間」など地域の学校関係行事で見に行けることもあるでしょうし、個別に連絡をとって見学させてもらうこともできると思います。

お子さんが入学する前に、雰囲気をリサーチしておくと、お子さんにも話しやすいですし、小学校への入学を楽しみに待つという雰囲気作りに役立ちます。

普通のお子さんも同じだと思いますが、小学校という未知の世界に飛び込むのは不安が多いです。

特に不安を大きく感じやすい発達障害児がいるご家庭では、早い段階に不安を取り除いてあげることが、学校生活をスムーズにスタートするポイントだと思います。

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