発達障害児の母親として思うこと

発達障害児の子育て=丁寧な子育て

お子さんが「発達障害」と診断されて動揺する親御さんも多いと思います。

「これからどうやって子育てすればいいのだろう」
先が見えない・・・」

そんなことはありません。

発達障害児は、普通のお子さんと比べて
発達がゆるやかなんです。

ですから、他の子が一度教えただけでできることが
ウチの子はできない、なんて
あきらめないでくださいね。

時間はかかると思います。

でも
「ウチの子は時間がかかるのよね~」
それが、わかっているだけでいいんです。

待ってあげてください。

できそうになければ、
ひとつのステップをいくつかに分ければいいんです。

たとえば
靴下をはく
という動きを例にとると

普通の子は、靴下を渡されただけで
はけるかもしれません。

でもウチの子は・・・

丁寧な子育て 動作をいくつかのステップに分ける

靴下をはく という動きは、
意外と難しいんですよ。

1.履き口に両手の親指を入れて開く
2.つま先を入れる
3.向きを直す
4.両手の親指を入れたまま引き上げる

ハイソックスなどは
靴下に足を入れる前に指でたくしあげとかないと
いきなり足突っ込んでは難しいと思います。


このように、どんな動きが苦手なのか
どこでウチの子がつまづいているのかを
日々観察していくと、何かが解ってきます。

靴下を例にあげましたが、手順を細かく分類すると、
だんだん苦手の傾向がわかってくるんですね。
面倒かもしれませんが、丁寧になんどもやっていると
いつかはできます。

そして、1つのステップができるごとに
沢山ほめてあげてくださいね。

根気強く、時間をかけて

このように、ひとつの動作を例にあげましたが
発達障害児は手先が不器用な子が多いので
最初は、母親の手助けが必要になります。

でも、将来への投資だと思って
最初のうちは、根気強く、時間をかけて
お子さんと一緒に取り組んでみてください。

時間はかかりますが、幼児期の努力は
小学校で役立ちますよ。

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