手先の不器用さ どのように克服する?

実は、我が家も手先の不器用さにはすごく悩んでいました。

今思えば、
ボールを握るしぐさや
小さいものをつまみあげる格好も
ちょっと普通の子とは違っていました。

手先の発達というのは、
「握る」という動作からはじまって「つまむ」動作に発展していくんです。

握るしぐさも、よく観察してみると
ボールを握る手のひらがそり返っていたり
2本の指でつまむしぐさも、とても苦労しているようでした。
そうはいっても、乳児期の手先の動きは、
「変だなぁ」と思いながらも見過ごしてしまったのです。

幼稚園で苦労したハサミ使い

大変だったのは、幼稚園に入ってからです。
とにかくハサミが使えなかったです。
工作の時間に紙が切れないんです。

糊のベタベタにも苦労していたようでしたが、
みんなが作っていた工作をみると、
わが子のハサミ使いの下手さが際立っていました。
このままではいけないと思いました。

何が苦手なのか観察がいちばん大切

なんとかしなければ・・・と気持ちは焦るのですが
何から手をつけていいのか、最初のうちはわかりませんでした。

ハサミというのは、紙に対して垂直に立てないと切れません。
でも、わが子のハサミ使いを見ているとハサミが斜めに倒れていました。

それからハサミの2つの輪っかに入れる指が毎回違っていました。

そのようなわが子の様子を2週間くらい観察して
どういうところが苦手なのか、特徴をメモしていきました。

不器用さを克服するには、やはり練習しかないと思いました。

好きなことで楽しく苦手克服

当時のわが子は、「電車」が大好きでした。

ちょうど、「牛乳パック電車」といって
ホームページから型紙をダウンロードして切り抜き
牛乳パックにはりつけると電車ができるというサイトが
ありました。

当時のものはなくなってしまいましたが
似たようなサイトが↓こちらです

メグミルク 鉄道模型 牛乳パックで作ろう
http://www.meg-snow.com/fun/make/craft/craft03.html


つらい訓練は大人でも嫌ですよね。

できるだけ、楽しみながらハサミで切りた~い!
と思える素材を探しまくりました。

最初のうちは、線がぐにゃぐにゃで
出来上がりも上手とは言えなかったのですが
だんだん直線が切れるようになりました。

家じゅう牛乳パック電車だらけとなり
処分にも困りました^^;

でも、作れば作るだけ上手になりましたよ。

いまだに複雑な曲線は切れません。
でも、幼児期に練習したおかげで
工作に対してのコンプレックスは減ったように思います。

手先の不器用さを改善する方法は
やはり練習を重ねることになると思いますが

苦痛にならないように
楽しく練習できるように工夫することが
大切だと思います。
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