子どもの肥満というのは、ニュースに取り上げられたりして全国的に問題になってきているのですが、ここでは
発達障害児の肥満について考えてみたいと思います。
発達障害児の肥満には、一般的な理由の他にも、親子のコミュニケーションにも原因があるのではないか、と私は思っています。
これは、私個人の意見ですが・・・
ついついだらだら食べてしまう
発達障害児のお子さんの中には、お友だちと遊べない消極タイプのお子さんがいます。
こういうお子さんたちは、幼稚園や保育園から帰った後は、家で過ごすことが多くなります。
私たちもそうですが、
家にいると、口寂しくなるんですよね。
ついつい、飴やガムを口に入れたりしていませんか?
親がそうしてしまうと、子どもは自然と真似します。
だらだらとおやつを食べてしまったりもしますよね。
運動量が減る上にカロリー摂りすぎになっちゃいますね。
公園にお友だちがいると遊べないなど、
いろんな理由はあると思いますが、
お買い物でもいいと思います。
車でちょっと離れた公園で遊ぶでもいいと思います。
何かしら理由をつけて、外で遊ぶ習慣をつけることが大切です。
パニックや癇癪を治める手段にお菓子を与えていませんか?
ショッピングセンターで、泣き叫んでいるお子さんを見かけました。
しばらくすると、お母さんが駆け寄ってきて飴玉を1個差しだしました。
すると、泣き叫んでいた子は泣くことをやめ、
おとなしくお母さんの後をついていきました。
時々みかける光景なんですけど、
う~ん・・・そういう対応でいいのかな、
って思います。
ショッピングセンターで暴れられると、
親としてはちょっと嫌な気持ちになりますよね。
周りの目も気になりますし。
早く事態を収束させたいと思うのは、当然だと思います。
ですが、
泣き叫ぶ ==> お菓子をもらう ==> 泣きやむ
が習慣化すると、
暴れれば、お菓子がもらえるというパターンが
お子さんの方に定着してしまうんです。
これは、発達障害児には起こりやすい現象で、
一度覚えてしまうと、修正がとても大変です。
ですから、
お菓子を与えてなだめる方法は、おススメできません。
パニックになったお子さんの対処法は、
この本に書かれている方法がおすすめです。
1粒の飴が、スナック菓子1袋になり、菓子パンになり、ハンバーガーになり・・・とエスカレートしていくと、その後はどうなるか、予想がつきますよね。
偏食やこだわりのせい?
発達障害児が肥満に陥りやすい理由の一つが
偏食やこだわりではないかと思います。
わが家でも、トモが幼稚園に入る頃は、偏食が一番ひどい時期でした。
うどんやパスタ、ごはんは大好きなのに、
決まった種類の肉や魚、そしてちょっぴりの野菜。
お弁当に入れる”おかず”を何にしようかと、いつも悩んでいました。
炭水化物は比較的オッケーなので、忙しくなると、炭水化物ばかりになります。
実は私も、子どもと同じような食生活をして太りました(汗)
こだわりや偏食が強い場合、あの手この手で工夫しましたけど
なかなか難しかったです。