発達障害児と一緒に生活していると、子どもたちの行動がどうしても気になってしまいます。
それで「ダメ」「やめなさい」など
困った行動を怒るということありませんか?
でも、子供の視点に立ってみてください。
困った行動をとるのは、子どもなりの理由があるんです。
考えたことありますか?
たとえば、長時間座っていられないという場合の理由について考えてみましょう。
- 発達障害児は筋力が弱いので、姿勢を保持できない
- 集中力を持続させるのが苦手
- 周りのざわざわが気になって仕方ない
など、
実は子どもなりに困ったことがあって、
私たちに助けを求めているのかもしれないんです。
そういうときに「ダメでしょ」と注意したり叱ったりしたら子どもはどうでしょう。
きっと、がっかりするでしょうね。
「ママは私(僕)のこと、わかってくれない」と思ってしまいます。
幼児期の困った行動というのは、単純な理由の場合が多いです。
実際にわが家でもそうでした。
困った状況を私が察知して
「○○が嫌だったのね」
と代弁してあげると、すっと困った行動が減りました。
当時のトモは言葉がでませんでしたから、なおさらです。
「これはこう」「あれはこうだね」と
ひとつひとつの行動を言葉で置き換えていくと、
穏やかな表情になってきて
ワケも分からず泣いたりぐずったりすることが減りました。
理由もすごく単純でした。
なんといっても生まれてから数年しか経っていない子どもたちです。
そんなに知恵もついてないし、頭の中は単純なんです。
ちなみに
わが家の嫌なものベスト3は
- 触感(ベトベト、ぬるぬる)
- におい
- 対人関係(知らない人がいる)
でした。
観察していると、だんだんパターンがつかめてきます。
「こういう場面が苦手なんだな」
ということが分かってきます。
そうしたら、
苦手な場面を回避したり、
別の方法に置き換えたりするという解決法が見えてきます。
そしたら、怒る必要もないですよね。
面倒かもしれませんけど、すごく大切なことです。